Theories of Pleiades

技術の話とかイベントに行った話とか思ったこととか

git challengeに参加してきました #mixi_git

tl;dr

mixiさんの主催する技術イベント、git challengeに参加してきました。 mixi-recruit.snar.jp

成績は16点で大体半分より少し下ぐらい?という感じ。

Gitの技術を実践形式で競う大会の他にも社員さんのGitに関するLTがあったりしました。

めちゃくちゃに勉強になるイベントなので行こうかな~とかちょっとでも考えてる人は絶対に応募してください。絶対に行ってください。絶対に


応募~会場まで

git challengeに参加するにはエントリーシートを提出して選考を通らなければなりません。

エントリーシートはそこまで詳しいことについて聞かれるというわけではなく、

  • git commitしてますか?
  • git何に使ってますか?
  • 技術系のイベントに行ったことありますか?

みたいな感じだった気がします。とにかく受かりたかったので今までやったことを「これ本当にアピールになるか?」みたいなものも含めて片っ端から書いて出しました。通りました。やったー!


…とは言うものの参加の案内が来た当初のぼくはGitなんもわからん状態で、まあ実際部活とか身の回りにGit使ってる人いないんだから実践経験とかまるでないといった感じでした。

具体的にレベル感を書いておくと、

  • Gitみんな使ってるし使ってみよ
  • GitHubに成果物のリポジトリ上げとくと就活に有利らしい
  • やり方わからんけど以前の状態に戻したりできるらしい
  • masterブランチに直接commitしたら怒られるらしい

みたいな感じです。addしてcommitしてpushすると良い、ぐらいにしか思っていませんでした。ちょっと便利になったクラウドストレージかな?


ということで流石にヤバいぞと思ったぼくが参加までにした予習が

  • ProGitの日本語版を読んで実際に動かしてみる
  • LearnGitBranchingを完遂

の2つです。ProGit最高。


今回は第10回目の開催ということで交通費全額支給でお招きいただきました。最高か?ありがとうございました。

ということで優雅に当日の午前5時半に起床、始発飛行機で羽田まで飛んでそのままmixi本社のある渋谷までぶっ飛ばしてオフィスに到着したのが受付開始2分前とまあそこそこにギリギリでした。


開場~競技開始

今まで参加した技術イベントだと大体2,3人ぐらい女の人がいるイメージだったのですが、今回はぼく1人だけでした。

別に心細いとかはないですが単に「えーそうなんだ、へえ」という気持ちになりました。


会場について受付を済ませ決められた席に座るといろいろノベルティが置いてあったりしました。


ペアの人はSwift書きの大学3年生で年間通じてcontributionなんかしちゃってたのではいプロ~もう勝てへん無理無理死んだ死んだとなっていました。

ぼくは趣味プログラミングするようになったの今年の8月からなのですがどうして選考通過…


ところで以下に示すのは用意していただいた昼食です。

有名っぽいカレーらしいです。辛いのが苦手のため中辛でも辛かったですがじゃがいもが甘くてちょうどよかったです。

牛肉めっちゃ柔らかかったです。


チューターの社員さんとペアの人との3人でお話しながらご飯を食べていました。

このときペアの人がハイパーやべーやつというのを察しました。なんかすごい惰性で人生やってるみたいな雰囲気してる癖に成果物出してて怖いし何か別に情報系ってわけでもないし飄々としていてヤバくてヤバい。

ぼくは緊張で心がご逝去になっていました。


ペアの人には「低レイヤ好きそう絶対強い」と言われましたがどこから低レイヤ好き情報を得たのかわかりません。これかな?

GitHub - hsm-hx/secexp-for-junior: 高専祭2018「ゼロから始めるゲームハッキング体験」for中学生 講習資料

あとはArchLinuxの話をしていました。他にできる話がないため…


競技本番

競技開始直前ですがリポジトリがぐちゃぐちゃになったときのために用意されたリセットボタンの中にやる気ボタンなるものが存在すると聞いて見に行きました。

高専生がたくさんやる気ボタンに集っていて限界…という感じでした。


競技ですが、Gitを使っている現場で起きた困りごとを解決する、という課題がたくさん出題されました。

  • なんとなくやったら解ける
  • 知ってれば解ける
  • 知ってて頑張れば解ける
  • 知ってて頑張って頑張って頑張る(!!!!!)と解ける

という感じな難易度分けになっていて、問題を解くとその難易度分の点数がチームに加算されます。


ぼくのチームは2点問題まで全てと3点問題1つを通しました。

解いてない1点問題2問以外は全部おりゃーってやって自力で解けたので嬉しかったです。

正直ProGit読んでなかったら1点問題から無限に歯が立たなかったと思っています。ProGitに感謝です。


これは競技中にいただいたパリピドリンクです。カフェインがいっぱい入っていて素面でアガれるらしいのでもらいました。不健康な飲み物が大好きです。

普通に美味しくて気に入ってしまいました。

なるほどね?


競技中無限にバグらせてリセットボタンを押しに行きまくっていたら現社員さん(津山高専OBの先輩)に「宇部高専の悪いオタク」と言われてしまいました。

真面目に競技に取り組んでいただけなので遺憾に思うなどしました。

良いオタクと言われるように日頃からもっと徳を積んでいきたいです。


今回の競技に参加して思ったんですがぼくはGitを作ってみたいです。

Gitを作りたいです。

ProGit読んでるときもそうだったんですがGitは配管コマンドが楽しくてそれ以外は嫌です。conflictとか起こさないでほしいな…


競技以外のこと

競技前・競技後にLTが全部で4本あってGitにまつわるあれこれのお話がありました。

難しいことはわからないなだったのですが、実際の開発環境でGitがどう使われているかとかGitにまつわるデータを解析してみたよとかでした。


どの話も面白かったのですがやっぱり最後のgit challenge創始者の方のGitに詳しくなるまでの過程の話が一番エモかったです。お気持ちが生えました。

  • 経験を活用する機会を見逃さない
  • 整理された記憶は整理されていない記憶より情報量が少ないので覚えていられる

あたりがとても印象に残っていますね。


スライドは以下で公開されていますしGitに関わらずどんなことにも言えるような話だったので人間は絶対に読んでほしいです。


懇親会では豪華な料理を食べながら他の参加者さんや社員の方々とお話をしました。

以前オンラインで面談をしていただいた人事の方にも挨拶してお話できたので嬉しかったです。


懇親会では前半高専オタクと限界トークをして後半社員さんから無限に知見を授かっていました。

結構部活のマネジメントでつらくて自分の開発できてないです…みたいな話をしていたのですが、その面の努力を肯定してもらえたのは結構自分として大きかったなと思っています。


お話をしている中でいただいた言葉では

  • 後付けで良いので自分の行動に理由を付ける
  • 良いフィードバックをすることで自主性を育てる

の2つが印象に残りました。


自分の行動に無理矢理でも理由付けをすることで自分を納得させると自分の過去について後悔しなくなる。というのが本当にそうで、本当にそうだなあとなりました(はい)。

何かと過去について「虚無しかしてないな…」と言いがちなのでやったことをしっかりまとめて理由付けをできるようにしていきたいなと思いました。

良いフィードバックを~というのはまさにマネジメントの話で、やっぱり褒められると嬉しくて自分でも積極的に学ぼうとしますよねという話です。

良い感じに後輩を育ててぼくも開発できるようにしていきたいなとなりました。


まとめ

git challenge最高でした!!!!!!!!

後輩とか絶対勧めたいんですがまずは後輩がGitを使えるようになるところからです。

ということで1月に部内でGit講習会をやろうと思います。


git challengeですが、「普段実践する機会がなくてGit使えない…」という人にこそ行ってもらいたいです。個人的に。

というのが、実践経験を積めるため。あとそういう人って口実がないと勉強しないと思うので。

まずgit challengeに応募して、そのあと必死に勉強して、その知識で実践経験をしてください。当日。本番で。いいですか?まず応募しましょう。

本当に思うんですがこういうイベント取り敢えず行けば良くて不安とかまあそれはそうなんですが技術とかは後から付いてきます。迷ってる暇があるなら行動に移しましょう。


ところでちょっと良いホテルに泊まったためはしゃいできました。


お風呂ではしゃぐhsm_hxは置いておくとして、本当に密度が高くて良い週末を過ごすことができました。

運営の方々、参加者の方々、本当にありがとうございました。

今回得た知見を「うおーーーー勉強したぞーーーー」で終わらせずに実践開発に使ったり下の代に落としていったりしたいです。がんばるぞー




どうでもいい話なのですが、帰りの飛行機でCAさんに「搭乗記念のおもちゃをお配りしておりますがいかがですか~」と声を掛けられました。

CAさんの目には一体どんなhsm_hxが映っていたのでしょうか。