Theories of Pleiades

技術の話とかイベントに行った話とか思ったこととか

高専祭でいろいろやりました

tl;dr

やったこと

  • 技術同人誌を書いて展示
  • hsm_ai対話機能を実装
  • Unity版hsm_aiを開発
  • 一般向けハッキング体験会
  • Roseliaコピーバンドのボーカル


できなかったこと

  • Unity版hsm_ai完成
  • うまく歌うこと


詳しく

部活のこと

今回の高専祭について、hsm_aiをメインで出して同人誌を展示しようという構想は2ヶ月前ぐらいには決まっていました。

が、プロコンで忙しくしていたので実際に高専祭作業に着手できたのは高専祭1.5週間前ぐらいでした(これがいけなかった完全にそう)。
同人誌は印刷所への入稿〆切があったため最優先で取り掛かりました(対話機能は実装と執筆を同時進行してました)。


以下は高専祭準備の大体のスケジュールです。

高専祭10日前:原稿を書くツール選定(今回はRe:VIEWにしました)、執筆開始
高専祭8日前:印刷所を決めて予約(ここで入稿〆切が高専祭5日前に決まる)
高専祭7日前~5日前:徹夜で開発・執筆 なんとか間に合わせて入稿
高専祭4日前~:Unity版hsm_aiの開発・ハッキング体験会準備


徳島県で蓄えたエナジードリンクが完全に心の支えでした。毎日気付いたら朝5時。死んだ。


そうこうしてできた同人誌がこちらになります。

hsm-hx.booth.pm

頑張りました。物理本は送料分だけ、PDF版は無料で出品しているのでよかったらどうぞ。投げ銭もお待ちしています)


技術同人誌なんか書いたのはこれが人生で初めてだったのですが、この本のために宇部高専祭に来てくれた人がいたり同級生が本を見て「俺もやってみようかな」と言ってくれたりとやりがいというか、あ~やってよかったな~って感じがしました。 部活ブースで展示もしていて、結構いろいろな人が本に興味を持って手に取ってくれていました。うれしいな~


ブースで遊んでいたら何故かサインを求められてしまい、自分の本やら他人のモバイルバッテリーやらiPadやらにサインを書きました。売れっ子同人作家です。


高専祭でわらしべ長者企画をして歩いていた人がmicroUSB Type-Bを持っていてめちゃくちゃ欲しかったのでhsm_ai本と交換してもらったりもしました。


Unity版hsm_aiについては4日間頑張ったのですが完成しませんでした。
というのが、Ruby+MongoDBで動いているhsm_ai本体とUnityを連携させるところでかなり苦しみました(なぜなら私はWindowsが使えないので)。

普段開発に使っているArch機にはUnityで3Dモデルを動かせるほどのスペックがなく、Windows上でhsm_aiを動かせる環境を作りUnityC#から出力を取ろうかと思っていたのですが、natto gemが64bitWindowsでうまく動かなかったり、PowerShellUTF-8に対応していないなどでぼく自身がやる気を喪失していました。

Windows上で直接動かして出力を取るのは厳しいなと判断したぼくの取った次の手はDocker上でhsm_aiを動かしTCPソケット通信で出力を読む…というものだったのですが、コンテナ側にMongoDBのデータを送るのにホスト上のディレクトリをマウントする方法に迷ってしまい断念。

最終的にはVirtualBoxに普段使っているのと同じ環境を構築しTCPソケット通信でホストから出力を読めるようにはしたもののあと一歩のところで高専祭当日を迎えてしまいました。
当日ライブコーディングでもしようと思ったのですが、C#がわからないぼくには厳しいものがありました(展示ブースでインターネットに接続することができず、調べながら開発することができなかったため)。

正直本当に悔しいのですが、そもそも展示用としてhsm_aiに過去の私の10万ものツイートを読ませていたために文章生成が無限に終わらないバグがありそもそもの時間不足かなと感じます。悔しい。
次はコンフェスで完璧なものを展示する予定です。


ハッキング体験会ですが、ぼくが完全に1回目の体験会を失念しており(ごめんなさい)2回目のみの開催となりました。

ぼくが急いで準備しても作問できる分野かつ中学生が来ても感覚的に楽しんでもらえるテーマということで、ReversingとBinaryの複合問題(どちらかというとBinary色が強いかも)としてゲームのガチャシステムを題材にしたプログラムを作り、その排出を操作するというバイナリの書き換えをしてもらいました。


ハッキング体験会を受けるためだけにブースに残ってくれていた中学生がいたのでウオーーーー!!!!となりました。うれしいことですね。他にも他高専から来てくれた後輩たちやなんと部活のOBの先輩までもが参加してくれました。楽しかったとかプログラミングの勉強してみようかなという声も聞こえてきたので満足です。

これは反省するhsm_hxです。


また、講習に使ったサンプルプログラムやレジュメなどは以下に公開しています。

github.com


部活ブースでは例年通りComputer Club Cup(CCC)の第4回大会が行われたり、お土産に脱力探偵シリーズのデフォルメ缶バッジが配られたりしていました。


それ以外にも高専祭のために必死になってホラーゲームを作って展示している後輩がいたり、ぼくの担当したハッキング以外にもDTMやモバイルアプリ開発の体験会が開かれていてなかなかの盛況を見せていました。部長として嬉しい限りです。高専祭リーダーを務めてくれた後輩くんには本当に感謝しています。何も手伝えなくてごめんね。


バンドのこと

かなり早いうち(夏休みに入る前、7月頃かな?)から「Roseliaコピーバンドをするので歌ってほしい」と後輩から話を持ち掛けられていました。歌うのは好きだし目立つのも好きなので二つ返事で「いいよー」と返した気がします。


企画当初のセットリストは

  • ONENESS
  • LOUDER
  • Legendary
  • Determination Symphony

とかそんな感じだったはずなんですが、楽譜がないやら合わせが難しいやらで最終的に演奏した曲は

  • R
  • Determination Symphony
  • LOUDER

の3曲です。途中陽だまりロードナイトだか軌跡だかを歌ってほしいとも言われていたんですが最終的には上の通りです。

…というのが決まったのが高専祭2週間前(プロコン移動日)でした。あれっ?


ぼくは完全にONENESSとLegendaryを歌う気でいたのでそこ2つは完璧に音取りとか歌詞とか歌い方とか覚えてたんですがワッハッハ。世界はそう上手くいきません。

それどころか高専祭1週間前になってメンバー6人のうち3人が辞退していたことが発覚。あれっ?


そんな感じでメンバーの作った打ち込み音源に合わせているメンバーだけで演奏するという話になったのですが、そもそも誰も直前に決まった曲目であるRの練習が間に合ってないとか、生演奏じゃないからLOUDERのラスサビの入りが合わないとか、だいぶめちゃくちゃな状態でした。誰が悪いとかではなくプロジェクト崩壊。ぼくの関わったプロジェクトは全て例外なく崩壊します(何故ならぼくが疫病神なので)。

前日のリハーサルは20分押しということでぼくが出席できず、当日はぼくがどこから入っていいのかわからず、また前のバンドの演奏が終わったにも関わらずリーダーがどこかに失踪(ちゃんと帰ってきました)、とまあだいぶ散々だったのですが(ぼくも歌詞が飛んだし)、来てくれた知り合いたちが必死に盛り上げてくれたのでぼくも楽しかったです。ステージの上でかっこいい衣装を着て歌うのは楽しいですね。

来てくれていた遠方のフォロワーは「キーボードやるのに」「ベースやるのに」など言っていたので、来年は宇部高専祭のステージで日本全国の高専バンドマンを集めてライブがしたいです(えっ?)


後輩がいい感じに撮ってくれていました。かっこいい…よくない? ちなみにぼくの最推しの法学の先生が観に来てくれていたらしくてドキドキしちゃいました。これが恋なんですね。


それ以外のこと

今年の高専祭では本当に全国各地の高専から知り合いが来てくれました!うれしかったです。コンピュータ部ブースがオフ会会場と化していました(ごめんなさい)。

上の写真は山口県の電車内でスマホケースにサインを求められる仙台高専生です。


せっかく遠いところから山口にお越しになってくれたので瓦そばをご馳走したり推しの足湯に連行したりしました。


高専祭ではいろんなコスプレや女装を観測できました。以下はその一例です。


高専祭4年目にして初めて吸部のカリカリを食べました。めちゃくちゃおいしかったので来年は無限に食べたいです。


高専祭が終わったあとは各地の高専生を引き連れて近場のゲームセンターに遊びに行きました。道中の夕焼けがすごく綺麗でエモーショナルでした。


ゲームセンターでは山口オタクオフ会恒例のエアホッケー大会をやりました。ぼくは4人中3位でした。弱いです。


2日目はぼくは高専祭には行かずレノファ山口のホーム最終戦を観に行っていました。実に2ヶ月振りの現地観戦であった。

残念ながら勝利はなりませんでしたが、サッカーが終わったときちょうど高専祭に来ていた知り合いが近場のゲームセンターに来ていたので突撃しました。

これは11月半ばサッカー帰りの服装でDDRをするhsm_hxです。


しばらくゲーセンで遊んだあと、晩飯に誘われてしまったので食べに行ってきました。今日の夜ごはんは炉舎のハンバーグ!ムシャムシャおいし~(^。^)

所持金500円にも満たない財布しか持っていなかったため不服にも後輩に奢られるをしてしまいました。借りは必ず返します(?)

このあと電車を乗り逃したりしながら40,50分ぐらい湯田温泉をうろうろしながら喋って22時前頃に解散しました。もちろん半袖ユニフォームです。あんまり寒くなかったのでよかったです。


…という感じでなかなかに充実した高専祭でした!来年はおそらく最後の高専祭になるので、もっとでかいことやらかしたいな~という気持ちでいます。何をしてやろうか考えてるのでまた懲りずに宇部高専祭に遊びに来てほしいと思います。

来てくれたフォロワー人々、部活ブースを支えてくれた部員のみんな、ありがとうございました!多分次のブログ更新は部活改革をすることになった話でも書きます。読んでくれると嬉しいです。