Theories of Pleiades

技術の話とかイベントに行った話とか思ったこととか

高専カンファレンスin西京の実行委員長をした話

実行委員長、しました。

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まず、お越しいただいたみなさん、本当に宇部という辺境の地までありがとうございました!

また、運営についてきてくれたみなさん、振り回してばっかりでごめんなさい。ありがとうございました!

最後に、長い間見守ってくれたみなさん。ご心配おかけしました。ありがとうございました!

 

 

何故高専カンファレンスin西京を開催したのか

きっかけは単純で、「宇部高専に爪痕を残したい」でした。

宇部高専、というよりはそもそも山口県高専カンファレンスが開かれたことって高専カンファレンスが始まって今まで10年間で1度もなかったんですよね。

そもそも宇部高専に在学していて感じる不満として、

  • 外の高専との関わりがない
  • そもそもそういうのに興味のある人が少なすぎる
  • 留学だ英語授業だ言ってるけどここは外国語学校じゃあないんだよ

などがありました。

で、この辺って、実際に他の高専のすごい人たちを呼んで交流のきっかけを作れば何らかの形で解消されたりするのでは?と思ったのが開催のきっかけです。

 

高専カンファレンスin西京の目指したもの

大きく分けてふたつ。

  • 初参加の人が興味を持つきっかけとなるイベントにする
  • 宇部高専、ひいては山口県に勉強会イベントの文化を生やす

 

まず、「初参加の人が興味を持つきっかけとなるイベントにする」ですが、これは運営メンバーにカンファレンス未経験者が多かったことに起因しています(全14人の運営メンバー中カンファレンス経験者は4人でした)。

せっかく運営するなら楽しいイベントを作りたいですよね?私はそう思います。

っていうので、「高専カンファレンス」について変な先入観のない運営メンバーと一緒に作り上げたのが高専カンファレンスin西京です。

 

次に、「宇部高専、ひいては山口県に勉強会イベントの文化を生やす」です。これは単純で、私の単なる野望です。

近い未来、遠い未来、いつの日か宇部高専に「ここで高専カンファレンスをしたい」などと私のようなことを考える人が出てきたとして、そのとき「ここで高専カンファレンスが行われたことがない」という事実が立ちはだかるよりは、「昔ここで高専カンファレンスを開催した先輩がいた」っていうやりたい気持ちを後押しするような事実があったほうが絶対に可能性が広がると思います。

また地域の人にも来ていただくことで、山口県内に技術者のコミュニティがより深く、広く、強く構築されていくといいなぁとかいう気持ちもありました。

 

結局どうなったのか

私個人の意見としては、大成功だったと思います。というより、「大成功だった」と言いたいです。その一番大きな要因はやはり前述の「高専カンファレンスin西京の目指したもの」、つまりは理想図・理想形を、現実の世界に持ってこれたと判断したことです。

高専カンファレンスin西京が終了し、Twitterにてたくさんの感想をいただきました。その多くが非常に好意的なもので、「思いの強さを感じた」「初めてだったけど楽しかった」「また行ってみたい」「次は自分が宇部高専で開催したい」などなど…本当にたくさんの感想をいただきました!

初参加の方が多かった中で、楽しかった~とかまた行きたい~とかっていう感想をいただけるっていうのは本当に嬉しいことで、自分の活動が他人の価値観を変えた、というと仰々しいように聞こえますが、間違ったことではないと思っています。理想の一つであった「初参加の人が興味を持つきっかけとなるイベントにする」というのも達成することができ、これは充実感の要因としてもかなり大きいです。

これを実現するにあたって、これは大きかったんじゃないかな?と感じる要素の一つが開催テーマである「諸君、狂いたまえ」です。

「諸君、狂いたまえ」というのは山口県の偉人、幕末の志士たちを育てた吉田松陰の遺した言葉の一つです。私はこの言葉が、各自の好きな分野についてを極め抜いて”狂っている”と言われるような人が集まり知見を広め合うことでステップアップしていく、本当に高専カンファレンスにぴったりだと思っています。

実際、開催においてもテーマの後押しがあって物凄く尖った発表が多かったように感じています。私も吉田松陰を布教できたので満足しています。

また、これが高専カンファ初参加となった後輩からも「次は私がやりたい」といった声がちらほらと聞こえてきました。これも本当に嬉しかった…。そのために始めた企画だったので、「あー、私が求めてたものはこれだ…」ってなりました。嬉しかった。

 

こういうことを言ってほしくて始めたカンファで、模範解答のような感想が聞こえてきたの本当に嬉しいです。前例のない宇部高専での開催は本当に難しかったですが、頑張って開催にこぎつけることができてよかったなぁ…と身にしみて実感しました。「この言葉を聞くために今まで1年間頑張ってきたんだよ!!!」ってなった。

 

個人的に喋ったことについて

オープニング挨拶、LT「上がり症でもLTがしたい!」、クロージング挨拶で僭越ながら壇上に立たせていただきました。このことについては後々また追記していこうと思います。

カンファレンスの1週間前に参加してLTをしたコンフェス(中国地区コンピュータフェスティバル)では登壇してから緊張のあまり手足も声もガッタガタで、「あ~自分本当に上がり症治らんな」と実感しての今回のLTでした。
…だったんですが、当日忙しすぎて感覚が麻痺していたのか、自分でも驚くほどに声の震えとかありませんでした!!!なんでなん!!!折角そういう話しようと思ったのにさあ!!!
 
まあでもこのLT聞いて「LTしてみたい!」って感想を抱いてくれた方もいたようなので、それについては本当にありがたい限りです。みんなLTしような!!!実行委員長もしよう!!!

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最後に

来てくれた方々、本当にありがとうございました!!!今回の経験は私にとっても、そして宇部高専にとっても今後かけがえのない財産になっていくのかな?とか思っています。ちょっと烏滸がましい気もするけど。

参加者さんがいなければ成り立たないイベントで、40人以上の方にお越しいただき、多くの方に知識を披露していただきました。本当にありがとうございました!

次は福岡でカンファレンスをやりたいとかの流れがあるみたいなので、今回の知見を抱えてそっちにも顔を出したいなーとか考えています。ただちょっと今回やりきった感で燃え尽きが発生している感じがしてるのでどうなるかはよくわかりません。

 

兎にも角にも、皆さん本当にありがとうございました!今後の私にご期待ください!