Theories of Pleiades

技術の話とかイベントに行った話とか思ったこととか

#procon28 に行ってきたぞ

こんにちは。初めて真面目にブログを書きます。

プロコン(全国高等専門学校プログラミングコンテスト)に行ってきました。

私の通っている宇部高専からは競技部門に4人のチームが参加しましたが、私の所属した課題部門チームは予選敗退ということで他の部員たち約20名と共にプロコン見学ということで参加。

はじめに

私は宇部高専コンピュータ部としてプロコンに出場することに対するメリットをあまり感じていませんでした。

理由は、

  • 部活動として取り組むには負荷が大きすぎること
  • その負荷に対して見返りが少ないこと
  • そもそも、宇部のコンピュータ部はプロコンに重心を置いていないこと

こんな感じ(私はプロコンへの出場経験がないので偏見などあるかもしれません)。

まず、宇部高専のコンピュータ部には部活全体の方針として「部員には自分のやりたい勉強をしてほしい」という考えがあります。なので、コンピュータ部のプロコン経験者は少なく、初めてプロコンに出場する部員に負担を強いりがちでした。また、大目玉である企業賞は課題自由部門のものという風潮があったので、仮に競技部門に出たところで…というのもありました。

また、部内のプロコン経験者の先輩方がプロコンに対してトラウマを抱えている(???)ようで、プロコンの季節になると部内が淀んだ雰囲気になっていたことも理由の一つとして挙げられると思います。

課題自由部門は晴れ舞台のようにも思えましたが、低学年の私には「どうすればあんなものが作れるのか」も全くわからず、身近に出場経験のある人もいなかったので、私の印象としては「夢の舞台」止まりでした。

 

競技部門

プロコン1日目は競技部門をニコ生で見ていました、というか2日目は競技部門ほぼ見てないので1日目のことしか書けません。

私は留学に行っていたので宇部高専チームの進捗を全く知らなかったのですが、1日目、予選の状況を見ているとなんとも言えない感じでしたね。どうも、競技のルールを勘違いしていたようで、パズルが完成しなくても完成度によって点を貰えるという風に解釈していたようです。(私も聞いて初めて知りました)

聞くところによるとヒントは極力使わず8割ぐらい埋められれば良いという戦略だったようで、予選敗退。

敗者復活戦では最初からヒントを開けて人力で挑んだということでしたが、経験者がいないチームにしては健闘したのでは?と思います。

他のチームを見ていてもプリンターやスキャナー、プロジェクターを持ち込んでいたり、都立品川は全問100点で見事優勝したと聞いて最初思っていた以上にプロコンとして機能していたなあという印象でした。(人力のチームは結構あったみたいだけど…)

ただやはりせっかくデジタルで計算したものを人力で並べなければならないというのは微妙だったなあと見ていて思いました。その分余計に時間かかっちゃうしね…

 

課題・自由部門

すごかった!!!!!!!!(語彙力)

1年生とか2年生でブースに立ってプレゼンをしている人もたくさんいて、自分がいかに「低学年」という言葉に甘えてきたのかがよくわかりました。

というか、どのチームも思った以上に技術力という点では自分たちでは変わらないな、という印象を受けました。もちろん、悪い意味ではなく、良い意味です。去年は課題・自由部門の生中継を見て「自分にはこんな技術力ないなあ」と思っていたんですが、そんな感情は完全に打ち壊されてしまいましたね。

技術力は並でもアイデアやプレゼンテーション、スケジュール管理が徹底していて自分たちのやろうとしているプロジェクトのことをメンバー全員がきちんと理解しているチームが評価されるんだ、と認識を改めました。

何より、宇部高専のコンピュータ部では、課題部門は半年かけて、自由部門は2,3年かけて制作するものだというイメージが代々(?)あったので、自由部門のブースの方の話を聞くと大体課題部門と同じように6ヶ月程度で完成させていると言われたのが驚きでした。本当にカルチャーショックだった。さらにその中でも、アイデア出しや実装方法の構想で期間の半分を使っているというのも強烈でしたね。やっぱりそこが大事なんだなあ…と。

あと、UnityとUE4を使ったチームがすごく多かったです。私はUE4を使っていますが、UE4duinoを使ったとかインターフェース面をUE4で制作したとか「なるほど、そういう視点からUE4を見ることもできるのか」と思わされることが本当にたくさんありました。

 

その他

高専のお友達にいっぱい会えたので嬉しかったです!!!!!

名刺交換してくれた方、私に気付いて声をかけてくれた方、本当にありがとうございました。(P名刺しか持ってなくてごめんなさい)

普段からよく絡んでくれる人が実際会ってみるとすごく真面目にプロコンに取り組んでいたり、逆に普段真面目な人が思ったより気さくな人だったり、自分ももっとバランスの良い人間になりたいなあと思いました。

中国地方の方々は3月のコンフェスで、それ以外の方とも来年のプロコンでまたお話したいです。全然話し足りてないので。私はもっと騒ぎたい。まあプログラミングが強いわけではないので、プロコンに出られるかどうかも怪しいですけど…一応頑張るのでまた来年お会いしましょう。

 

さいごに

プロコン、思ったより良いところでした。憧れていたほど遠い存在でもなく、競技部門も都立品川さんが企業賞を取ったということで、あんな風に勝ち進んでみたいと思える大会だったと思います(個人の感想です)。

私もプログラミング勉強したいと思いました。強い人教えてください(この姿勢が既にダメ)